西武車両ガイド 20000系




20000系は大半が新宿線所属になっている。0番台が10両固定編成、50番台が8両固定編成。


●諸元表

製造年 平成11年〜平成17年
製造両数 144両
製造所 日立製作所笠戸事業所
形式
クハ
20100
モハ
20200
モハ
20300
サハ
20400
モハ
20500
サハ
20600
サハ
20700
モハ
20800
モハ
20900
クハ
20000
定員(座席)
135(45)名
145(51)名
145(54)名
145(51)名
135(45)名
自重(t)
25.7
33.5
32.5(32.3)
23.6
32.3
24.6
23.7
33.6
32.5(32.3)
25.7
全長(mm)
20270
20000
20270
全幅(mm)
2845
屋根高(mm)
4060
4172
4060
4172
4160
4172
4060
集電装置 PT-71系
主電動機 三相かご形誘導電動機
出力:135kW 電圧:1100V 電流:97A
駆動装置 平行軸歯車形継手式(WN継手),歯数比:6.31(101:16)
制御装置 2レベルVVVF制御 1C4M 2群一括ベクトル制御(モハ20500形のみ1C4M)方式
高耐圧IGBT素子(不明)
補助電源 高耐圧IGBT方式サイリスタインバータ(SIV) 180kVA(10連)・140kVA(8連)
蓄電池 密閉形焼結式アルカリ蓄電池 60Ah
空気圧縮機 HS-20-1
制動装置 HRDA-1全電気指令電磁直通ブレーキ
性能 最高速度:120km/h 加速度:3.0km/h/s
減速度:3.5km/h/s(常用) 4.5km/h/s(非常)
台車 SS-150A(M車)・SS-050A(T車) モノリンク支持式ボルスタレス台車
冷房装置 CU-72J(42000kcal/h・ヒーター内蔵形)
車両概説  平成11年度末に営業運転を開始した車両である。使用線区を地上線専用としたために、乗り入れ協定の制約にとらわれない設計が可能になったという。
 本系列は車体に外板・骨組が一体となったアルミダブルスキンの大型形材を使用した、「日立A-Train」の先駆け的な存在として知られている。接合箇所が少なくまた接合跡も目立ちにくいことから、ステンレス車同様に無塗装が可能となっている。西武20000系も例外ではなく、無塗装の車体に6000系と同様の白とブルーの帯を入れてアクセントとしている。内装はダブルスキン構体の一部であるマウンティングレールに、モジュール化した内装材をボルト付けする構造を採用、製造時の工数低減を図るとともに、将来内装が陳腐化した際のリニューアルが容易となっている。操作機器は鉄道線において初めてワンハンドルマスコンを採用、6000系から採用している車両モニタ装置も搭載している。
 性能面ではVVVFインバータ装置がIGBT素子を使用したものになり、6000系に比べると低騒音化が図られている。起動加速度は9000系より向上した3.0km/h/sとなり、また60km/h以上での加速性能の向上、20km/h以上での定速度運転機能を備えている。
 20000系は101系初期車の置き換え用として今後数年で100両程度の製造が計画されていたが、101系初期車の廃車も完了し、また運用に必要な車両数も充足したことから、当初計画どおり10連・8連各8編成144両での製造で打ち切られた。

●形式写真(不足分は撮影次第、追加公開します)


クハ20100形(山側)
西武新宿・飯能方の先頭車になるTCである。モニタリング装置(TIM)の箱が中央に目立つのが従来車との違いであり、それ以外では目立つ機器類は搭載していない。2次車以降は先頭の密着連結器が収納式になっているが、これは先頭車のみ車体長が長いためである。



モハ20800形(上・・・海側/下・・・山側)
日立製の2レベルIGBTインバータ式主制御器を搭載する。モハ20200形・モハ20500形も同形態だが、モハ20500形はユニットを組まない1C4M制御、その他は1C8M制御となっている。西武新宿・飯能側にシングルアーム式のパンタグラフを1台有する。



モハ20900形(上・・・海側/下・・・山側)
モハ20800形とユニットを組む。モハ20300形も同形態。主に補助機器類を積んでおり、海側にバッテリー、山側にSIVとコンプレッサーが並んでいる。補助機器類は6000系と同型の物が採用されており、ある種保守的な面が見出せる。


サハ20400形(山側)
10両編成、8両編成の4号車にあたるT車。補助機器類は殆ど搭載されておらず、床下が非常にすっきりしている。


サハ20700形(山側)
10両編成の7号車、8両編成の5号車にあたるT車。サハ20400形と同形態で、床下がスッキリしている。



クハ20000形(上・・・海側/下・・・山側)
本川越・飯能方の先頭車になるTc。クーラー前方にラジオアンテナが設置されている。