西武車両ガイド 9000系


80両と少数派であるが、優等列車のみの運用のため見つけやすい


●諸元表

製造年 平成5年〜11年
製造両数 80両
製造所 西武所沢車両工場
形式
クハ9100
モハ9200
モハ9300
サハ9400
モハ9500
モハ9600
サハ9700
モハ9800
モハ9900
クハ9000
定員(座席)
135(48)名
145(51)名
145(54)名
145(51)名
135(48)名
自重(t)
29.0
40.0
39.0
28.0
40.0
39.2
28.0
40.0
39.0
29.0
全長(mm)
20000
全幅(mm)
2870
屋根高(mm)
4208
集電装置 PT-71系
主電動機 直流直巻補償付き自己通風形電動機
出力:150kw 電圧:375V 電流:450A 回転数:1850rpm
駆動装置 中空軸平行カルダン(たわみ板継ぎ手)
歯数比:5.73(86:15)
制御装置 抵抗制御・1C8M方式
日立 MMC-HTB20E(抑速発電ブレーキ付き)
補助電源 GTO2重チョッパ+トランジスタ12相インバータ方式サイリスタインバータ(SIV)150kVA
蓄電池 密閉形焼結式アルカリ蓄電池 60Ah
空気圧縮機 HS-20-4
制動装置 HSC-D電磁直通ブレーキ
性能 最高速度:110km/h 加速度:2.8km/h/s
減速度:3.5km/h/s(常用) 4.0km/h/s(非常)
台車 FS-372(M車)・FS072(T車)ペデスタル支持式空気バネ台車
冷房装置 CU-72D・CU-72D1(42000kcal/h)
車両概説  6000系初期車と時期を同じく、西武所沢工場で製造された系列である。6000系に対して普通鋼、抵抗制御、発電ブレーキと対照的であるが、車内の内装部分はラジオアンテナ・車内情報表示機など基本的に共通設計になっている。
 101系の車体更新ではあるが、補機関係は完全な新品が使用され、再利用品は主制御器・主電動機・台車のみとなっている。また再利用にあたって主制御器の回路を一部変更することで、加速度の向上が図られ、6000系との共通運用を可能にしている。車内情報表示器ならびに方向幕設定は6000系と同一のモニタによって行なわれる。方向幕に乗り入れできない有楽町線の駅名まで含まれているのは部品の共通化であろうが、ご愛嬌である。
 また、平成16年度から省エネルギー化の名目で検査期限に関係なく、随時VVVFインバータ制御への改造も始まり、まず第一陣として9106Fが武蔵丘工場から出場している。モーター音から推測すると、20000系に似たIGBTインバータを採用しているようだが、2レベルインバータであり、完全な共通仕様ではないと思われる。改造第2編成からは東急車輛への改造委託も始まり、2007年度で改造工事は終了した。
 当初、新宿線専用の予定で40両製作されたが、最終的には80両製作され、全車池袋線に所属し、それぞれ優等系運用を6000系と共通運用にて使用されている。